2024年8月23日(金)に櫻坂46の「9th SINGLE BACKS LIVE!!」に行ってきた。
櫻坂のLIVEは毎回ワクワクが止まらないのだが、今回は少し複雑な感情も併存していて、なぜなら、BACKS LIVEを機に櫻坂と距離を置こうと考えていたから。
嫌いになったとか飽きたとかじゃなくて、櫻坂の集大成とも言える東京ドーム公演のパフォーマンスを目の当たりにして、デビューした頃から応援していた古参ファンとしては「推し切った」の感情が強くなっていた。
離れることになっても後悔しないよう全力で楽しんだBACKS LIVEの翌日、睡眠不足の体を起こして向かったのは、ファンがまばらなLIVE会場の幕張メッセだった。
「この場から離れるのは寂しいな・・・」
楽しみ切って、何も後悔することは無いのに、今までのLIVEでは感じたことがない気持ちで溢れていた。
「あぁ、僕はBACKS LIVEが大好きなんだな。」
BACKS LIVEには僕の櫻坂に対する好きが詰まっている。
推し続けるのか離れるのかは執筆時点では決められないが、「9th BACKS LIVE!!」が好き、櫻坂が好きという偽りのない気持ちは書き残しておきたいと思う。
櫻坂46のどんなところが好きですか?
櫻坂に対する好きを言語化する機会を得たのは、「4th ARENA TOUR 2024 新・桜前線-Go on back?- IN 東京ドーム」の公演前。
東京ドームでの公演ともあり、海外buddies(※櫻坂のファンをbuddiesと呼ぶ)がLIVEを盛り上げるために、Xを通じて、Buddies Passportと呼ばれる企画を用意してくれた。
海外にも大勢のファンがいることが嬉しく、ほんの少しでも役に立ちたいとの気持ちからPassportの作成を開始した。
Passportは推しメン、好きな曲等を記載する簡単な物であったが悩んだのは次の問いである。
「What do you like about Sakurazaka46?(櫻坂46のどんなところが好きですか?)」
かっこいい、曲が好き、もちろんどれも偽りの無い気持ちだが、何か違うんだよな‥とモヤモヤ。
好きを言葉にするってこんなに難しいのかと。
そんなこんなで櫻坂が好きの気持ちをこねくり回して完成したPassportはこちら。
僕の櫻坂の好きなところは、
「I like that fact that all members are the stars of the show, regardless of whether they are selected or backs.(選抜・バックスに関わらず、すべてのメンバーが主人公であるところ。」
すごくしっくりきた。
冒頭でも述べたが、BACKS LIVEには僕の櫻坂に対する好きが詰まっている。
なぜなら、主人公が主人公でいれるから。(決して、表題に参加できていないことに対する批判的な気持ちではない)
そんな主人公たちの中で、今回のBACKS LIVEで心に残った4人を紹介したい。
BACKS LIVEで光輝いた4人の主人公
傷つきながらも他者を思いやれる主人公「あきぽ(大沼晶保)」
すーっとした入りからだんだん大きくなっていく『隙間風よ』のイントロを聞いた瞬間、興奮で全身が震えた。
卒業した大好きな推しメン「ゆいぽん(小林由依)」のセンター曲。
二度と聴けないと思っていた・・・
僕にとって、推しのセンター曲には特別の思い入れがあって、どんなに他のメンバーが頑張っていたとしても、曲の主人公は推しなのである。
なのに、目の前に広がる『隙間風よ』の光景の主人公は推しではなく、センターのあきぽだった。
まさに『あきぽの隙間風よ』。
曲の話しに変わってしまうが、『隙間風よ』は「他人の勝手で過度な期待に傷つけられ続けたことにより痛みを感じなくなってしまった主人公の何とか自分の中から痛みを浄化させようとする踠きと、傷つけられたとしても他人に手を差し伸べる優しさ」が伝わる曲となっている。
曲のメッセージ性を考えると、あきぽがやったってのはやっぱり意外。
だって、あきぽはすべての痛みを感じ続けているから。
それは、「そこ曲がったら、櫻坂?」やLIVEのドキュメンタリー映像を見てもらえば分かる。
そんな彼女の痛みを感じ続けてもなお頑張ろうとする力強さと誰よりも他者を思いやれる優しさが、パフォーマンスに表れていた。
ゆいぽんの代わりではなく、彼女なりの『隙間風よ』を見れたのが本当に嬉しい。
そして、最後に・・・
この曲をやってくれて、卒業したゆいぽんを思い出させてくれてありがとう。
小林由依っていうのがいたなって思い出してくれたら嬉しいし、皆さんの記憶の片隅にちょこっといさせてくれたらいいな。
小林由依卒業公演スピーチより引用
この人を支えたいと思える主人公「璃花ちゃん(石森璃花)」
ボルテージが上がり切ったovertureの後、静かに始まった『確信的クロワッサン』。
アカペラ、ソロ、今回のBACKS LIVEの座長、どれほどのプレシャーがかかっているのか容易に想像できるぐらい、センターの璃花ちゃんの声は震えていた。
そんな、大人しくて、か弱くて、守ってあげたくなる姿が推したくなる魅力。
そう思っていた。
けど、3日目のLIVE配信でこのパフォーマンスを見た時は、別人のような力強い歌声、堂々とした表情だった。
この短い時間でどれだけの練習をしたのだろう。
きっと、その姿を見たメンバー達は私ももっと頑張らなければいけないと思ったに違いない。
か弱く守ってあげたくなる女の子ではなく、この子のためならと思えるような、かっこよく咲く凛とした花の姿。
今回のBACKS LIVEはそんな座長に魅了されたメンバー、buddiesで作り上げた最高のLIVEだったと思う。
ずっと可愛い主人公「うえむー(上村莉菜)」
うえむーが『夏の近道』をやるなんて誰も想像できなかったんじゃないだろうか。
欅坂でデビューして9年、グループ最年長なのに、This is the アイドルって感じの可愛さがずっと変わらないのはすごい。
話しかけられないけど、ずっと目で追ってしまう。他校からも注目される美少女。
そんな圧倒的なうえむーのヒロイン感がこの曲にピッタリ。
曲が始まった時の盛り上がり方も学生っぽくて良かったな。
存在そのものが主人公「小田倉嬢(小田倉麗奈)」
頭脳明晰、容姿端麗、それでいて誠実で努力家。
誰もが羨む存在なのに、どこか憂いを感じさせる。
存在そのものが主人公の小田倉嬢。
いわゆる俗世界でも十分脚光を浴びれる魅力を持っているのに、なぜ厳しいアイドルの世界に飛び込んできたのだろうと考えてしまう。
だからこそ、明日にでも「卒業のお知らせ」が出てもおかしくないぐらいの儚さが、小田倉嬢を推せるうちに推さなければという気持ちにさせてくれる。
幸運にも、席がアリーナで目線の先にいる事が多かったので、「レスください!レスください!」と、タオルとサイリウムを必死に振り続けたのに、全然レスを貰えず、
「やっぱお嬢様はハードルが高いわ・・・」とぶつぶつお経のように唱えてしまった。
何とか曲中にレスは貰えることが出来たのだが、彼女がこっちに向けてくれた笑顔は「あなた達、そこまで必死で馬鹿よね」と言わんばかりの本当の意味でのレス(Response)だった。
彼女のお嬢様の中にある女王様気質を見えたのもBACKS LIVEだからこそだと思う。
さいごに~これからの期待を込めて~
メンバー同士が切磋琢磨し磨き上げられたパフォーマンス力は世界でも人気が出ると信じている。
だからこそ、1年に1回はどこかの国でLIVEをしてほしい。
そして、海外の地でパフォーマンスをしているその姿を見てみたい。
「Spread your wings to the world Sakurazaka46!!(世界に羽ばたけ櫻坂46!!)」
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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